【雑記】89歳祖母の コロナ ワクチン接種をしてあげたハナシ
早い人は今日から連休が始まっている人もいると思います、
私もその一人です。
89歳の祖母に「今年のGWはみんなで行けそうになくてゴメンね」とお昼過ぎに電話をしたのですが、電話を出た祖母の第一声が「あぁよかった、手伝ってほしいことがあって」と。
とにかく電話が繋がらない
安堵した表情も見えそうなその声からは「コロナのワクチン接種の予約の電話を朝からずっとしているけど一向に繋がらない」と言うのです。もっと詳しく聞くと、
・予約は電話かインターネット
・インターネットで予約するにはメールアドレスが必要
ただでさえ繋がらない電話をかけ続けるというのはチケット争奪戦を繰り広げている若い年代であっても相当なストレスなのにそれをITリテラシーの「あ」の字も縁のない高齢者が実施するというのは苦痛の他なりません。
本人も「電話をかけ続けて憂鬱になりそうだったから一旦外に出た」と。
電話でインターネット予約
外に出て一休みしたらまた電話をかけてみようと思うと話していた祖母でしたが、細かいことは何も知らないけど高齢者5人中6人はパソコンなんて触ったことないと思うし、何ならこのまま電話をかけ続けるストレスで比喩じゃなく寿命が縮まっても困るので予約を手伝ってあげることにしました。
ただ、メールアドレスが必要という部分に関して、祖母はケータイは持っていますがガラケーですしメールなんて普段全くしないので、この予約システムのためだけにメールアドレスを作成するのも一苦労と思ったので、普段使いしていない私のメールアドレスで登録することとしました。(もしこの文章を当該システムの方が読んでいたらそれは目を瞑って欲しいです)。
【手紙に記載してある予約番号】【生年月日】を教えてもらい、そもそも高齢者にとっては一口にインターネットといえどもこの広大なインターネット海からほんの一瞬湧き出た何も知らないコロナ予約システムを探し当てるのも困難なので「インターネットのどこで予約できるか書いてない?」と聞くと
「書いてないけどなんだかローマ字がいっぱい書いてあるわ」と。
(そ れ で す)
人生で初めてインターネットURLを口頭で教えてもらうという所業を熟し、見事予約サイトを発見、必要事項を入力して無事に予約完了。
予約が完了するとこのような予約票をPDFで発行してくれるので、今度祖母宛に送ってあげようと思います。
困っていたら助けてあげて欲しい
祖母はこれで無事にワクチン接種予約を取ることが出来ました。
しかしふと思うと、独り身の高齢者はこのままずっと電話をしなくてはならないし、電話を受ける側のワクチン接種担当者は何日何時間もかけてこのような方々を相手にしなくてはならないと考えると相当な労力であることも伺えます(それが仕事と言ってしまえばそれで終わりですがそうした絶対的な仕事量を減らせばそれに従事する人も心置きなく仕事ができるはずです)。
今回はメールアドレスを貸してあげるというグレーなことをしましたが、赤の他人ではないので何かあったときには対応できると思いこのようなことをしました。
2日3日がかりの電話でやっと取得できた高齢者の予約が、今の現役世代がすればものの5分で完了します。
コロナのワクチン接種の予約が出来ない と 近くで困っている人がいたら、手を差し伸べて上げて欲しいと思いました。