#ぺぺ旅FL2016 レポート3、Wizarding World of Harry Potter "Hogwarts Express"
ハグリッド「さぁさぁ、急げ!遅れるぞ!もうすぐ汽車が出る!みんな急げよ!」
もう少しフロリダのユニバのお話をさせてください。
以前にもお話した通り、ユニバーサル・オーランド・リゾート(以下UOR)には、ユニバーサル・スタジオ・フロリダ(以下USF)というパークとアイランド・オブ・アドベンチャー(以下IOA)というパーク、計2つのパークから構成されています。
2つのパークはWDWみたく相当の距離を移動しなくてはならないものではなく、TDRみたく隣り合っているのがWDWとは異なる点。
その2つの隣接したパークにそれぞれウィザーディングワールド・オブ・ハリー・ポッター(以下WWoHP)のエリアがあります。
詳細は以下、過去記事をご参照願います。
ホグワーツ特急、そのものについては特筆致しません。Wikiご参照願います。←
が、今回はそのアトラクションとしてのホグワーツ特急の魅力についてご紹介。
1.移動手段としてのホグワーツ特急
このホグワーツ特急は「2パークの移動手段」として役に立ちます。
2パークの移動手段といえばTDRみたいにモノレールを使ってぐるっとリゾートを一周というのを思いつく方もいると思いますが、大きく異なるのはパーク内からパーク内へ直接移動が出来るというもの。
地図で解説しましょう。
これが日本。否応無しでも見たことある人いっぱいいるはず。
あまりTDL↔TDSへしょっちゅう移動する人は多くはないと思いますが、舞浜駅→TDSへ電車(モノレール)で15分は誰しも遠いと思っている人もいるはず。便利なのか不便なのかわかりません。
で、コレがフロリダ。
青枠:パーク
紫丸:エントランス
橙星:駅
赤点線:線路
そもそもWWoHPは両パークともにパークエントランスからはかなり奥地にあります。
その奥地同士をホグワーツ特急で結んだ形となります。
そうです、みんな大好きまるまるバックステージを移動します。
賞味5分ぐらいってとこでしょうか、とても快適に移動出来ます。
(アトラクションとしての待ち時間が発生するので最大で20分ぐらい待つ場合もありますが)
2."アトラクション"としてのホグワーツ特急
???「バックステージ移動するなら色々見えちゃいけないものが見えて超楽しそう!」→ 不正解
単なる移動手段でなく、アトラクションとして完成されています。
USF側のエントランスはイギリス、ロンドンにある「キングス・クロス駅」。
パーク間の移動となるので勿論2パークを行き来できるチケット(通称パークホッパー)でなければなりません。ちゃんと駅員さんがチケットを確認します。
※そういえば、入園時にWDW同様、チケットと指紋登録を実施しますし、ちゃんとホグワーツ特急乗る時もチケットと指紋認証の確認をします。
上にアナログな掲示板があり、ちゃんとカタカタカタカタ動いています(音が大きくてビックリした)。
進んでいくとこれから汽車に乗せられていくだろう荷物がたくさんありました。9と3/4番線は2階部分にあるため、ここから階段を登って上へ向かいます。
ハリー・ポッターと賢者の石の冒頭、ハリーはハグリッドとここに訪れ9と3/4番線へ向かうのです。
〜ちゃんと9と3/4番線を通り抜ける演出もあります。が、写真撮り忘れた。〜
はい、というわけで9と3/4番線に到着(雑
(たぶん)ヘドウィグがいました。
はい、お出迎えしてくれた列車がコチラ(撮影場所はホグズミード村の駅)。
客車に入ったらこんな感じ!雰囲気バツグンでした。
車両は3台、各車両に9番ぐらいまで番号が割り振られていて、更に各客室に8人入れたので、最大で 3両 × 9客室 × 8人 = 216人 の移動が可能。
結構回転いいですね。
客室です(新婚旅行で行っているのでこんな感じのお写真でお願いします)。
写真にあるやじるしの部分、ここがモニターになっています。
ですので、さっき言ったように、バックステージは見えません!残念!
何が見えるかというと、ロンドン↔ホグズミード村への道中の映像が映しだされます。ハグリッドが出てきたり(ロンドン→ホグズミード村)、ウィーズリーのお兄ちゃんたちが出てきたり、(ホグズミード村→ロンドン)実は往復で内容が異なるのも魅力の一つ。それ以上の驚きもあります………
ネタバレになりますが動画がYouTubeにありますのでどうぞ。
Hogwarts Express train full ride POV - Diagon Alley to Hogsmeade at Universal Orlando
さて、少しギミックのお話をしますと、映像は確かに移動しているように動いてくているのに加えて、黄色で示した車窓に加えて、モニターはそれより少し大きめに作られていました(たぶん)。そのため、車窓の近くに座ってもモニターに対する圧迫感というかそういったものは感じられず、違和感なく車窓から見える景色を楽しめました。
3."蒸気機関車"としての演出。
さて、散々汽車の説明もしましたが、結論、コイツ、汽車じゃありません。
↑汽車じゃないコイツ
ならば電車か?はてまたディーゼル車?
否、そういう問題じゃなくて、コイツには動力がありません。
中央辺りにケーブルが2本見えますか?
実はこのケーブルで引っ張られて動いています。舞浜で走っている汽車の動力は蒸気であり、蒸気は灯油を燃やしているとのことでしたが、ホグワーツ特急は他力本願でした。(そうじゃない
なぜ2本あるか?それは一般的なケーブルカー同様、片方の列車が登ると同時に片方の列車が下る、という仕組みになっているからです。
先ほど提示した航空写真の線路部分のみを拡大したものです。
更に拡大してみると、ちょうどすれ違う事が出来るように一瞬2線になるのがわかります。これにより、両方の駅を同時に出発して同時に到着する、という事が可能になります。
さてホグズミード村に来たぞ!ってなったのもつかの間でちょっと気になったことがありました。
写真部分からシューって蒸気っぽいやつが出ていたんですよね。
………勘の良い人は気づいたのでは?
この汽車にはもはや動力がありません。
汽車(?)そのものには最低限の機能しか備わっておらず、蒸気を発する演出すら備わっておらず、この部分からシューって出るんです。
ちょうどこの赤丸の部分からシューってしてて、その真上に汽車が来ればあたかも汽車からシューってなってるように見えるんです。
ほらね。
なので、この蒸気は汽車から出てるんじゃなくて、地面からシューってなってるんですね。感動。
という、とってもヲタチックなホグワーツ特急のレビューでした。
次回からやっとWDWについて書きたいと思います。